【ブリッジなしで使える!】Philips Hue Bluetooth + ZigbeeのBluetooth接続をレビュー

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Bluetooth+Zigbee-Eyecahtching

こんにちは、スマートライト使用歴1年・スマートライトをこよなく愛するマギー(@tmacgy)です。

このブログでは生活の質を向上させてくれるスマートライトについて日々情報を発信しています。

スマートライトって便利そうだけど、設定が面倒だったりコストがかかったりしないの?

マギー

マギー

確かにスマートライトは初期費用はかかりがち…

そんななかPhilips Hueシリーズに初期費用が安く導入できる、Bluetooth + Zigbeeモデルが登場しています。

Bluetoothだけで接続可能

このモデルは従来のWi-Fi・ブリッジを使用した通信に加えて、Bluetooth接続でも操作ができる優れものです。

そこで今回はPhilips Hueシリーズを2年以上使用している私が、Bluetooth + ZigbeeモデルのBluetooth接続についてレビューしていきます。

≫Philips Hueについてはこちらの記事で紹介しています。

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Hue Bluetooth+Zigbeeとは

従来のHueはWi-FiとHueブリッジがないと使えない
新しいHueはBluetooth接続で使用できる

Hue Bluetooth+Zigbeeとはその名の通りHueブリッジを使ったZigbee接続と、Hueブリッジを使わないBluetooth接続に対応したモデルです。

Philipe Hue ブリッジとは?

Philps HueブリッジはHueとスマホの通信をサポートする端末です。

HueブリッジがあることでHueのライトやアクセサリーとスマートフォン・スマートスピーカーなどがスムーズに通信できます。

≫Philips Hueブリッジについてはこちらで解説しています

HueブリッジはHue専用の端末です。

Bluetooth+Zigbeeは全ラインナップが対象ではない

Philips Hueにはいくつかのスマートライトがラインナップされていますが、すべての商品がBluetooth+Zigbeeに対応していません。

Bluetooth+Zigbeeに非対応の商品は従来通りHueブリッジが必要です。

≫Bluetooth通信できるHueを見に行く

Bluetooth接続でできること

Bluetooth接続ではブリッジを使った接続に比べて一部機能が制限されます。

ブリッジを使った接続Bluetooth接続
接続できるランプの最大数5010
調光・調色Hueアプリで可能Hue Bluetoothアプリで可能
アクセサリすべてのアクセサリが使用できるHue Dimmer Switchのみ対応
音声操作Alexa, Google Home, Siriに対応Alexa, Google Homeに対応
ライトの自動化高度な設定が可能簡易的な自動化が設定可能
外出先からの操作できるできない
エンターテインメントエリアの設定できるできない

ここからはBluetooth接続では何ができて、何ができないのかを紹介します。

Bluetooth接続では最大10個のライトと通信できる

HueのBluetooth接続では最大10個のライトと通信できます。

電球やライトリボンなど、自分が使用するライトが10個で足りるのであればBluetooth接続で十分です。

調光・調色はBluetoothアプリから

Philips Hue Bluetooth
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開発元:Signify Netherlands B.V.
無料
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HueのBluetooth接続はHue Bluetoothアプリを称します。

調光・調色の基本的な操作はBluetooth接続とブリッジありの接続で変わりませんでした。

ブリッジを使用する場合は部屋単位にライトをグルーピングできる
Bluetooth接続の場合はライト一つずつ
もしくは全ライト一括操作

しかしブリッジありと比較してグルーピング機能が使用できないという点が少し物足りなかったです。

これはBluetooth接続は1つの部屋での使用を想定されており、複数の部屋にまたがって使用するように設計されていないためです。

もしも部屋ごとにグルーピングしたいのであればブリッジの導入は必須です。

使えるアクセサリはHue Dimerスイッチのみ

Philips Hueには以下の3つのアクセサリがあります。

Philips Hueのアクセサリ
  • Dimmerスイッチ
  • モーションセンサー
  • スマートボタン

この中でDimmerスイッチはBluetooth接続で使用できます。

Hue Dimmerスイッチ

Dimmerスイッチは4つのボタンを使って以下の操作ができます。

  • ライトのON/OFF
  • 明るさの調整
  • お気に入りのライト設定に変更

≫Dimmerスイッチの詳細レビューはこちら

Dimmerスイッチだけでも便利なのですがモーションセンサーやスマートボタンを使用したい場合はブリッジが必要です。

Amazon AlexaとGoogle Homeに対応

HueはAmazon Alexa、Google Home、Apple HomeKitといったスマートスピーカーと連携が可能ですが、Bluetooth接続ではAmazon AlexaGoogle Homeのみ使用可能です。

  1. STEP

    設定からAmazon Alexaを選ぶ

    設定→音声アシスタント→Amazon Alexaを選択

  2. STEP

    ライトを検出可能にする

    画面下部の検出可能にするをタップ

  3. STEP

    アプリの指示に従いAlexaに話しかける

    アプリの指示に従って、“Alexa、私のデバイスを見つけて”とAlexaに話しかける

    検出が完了すると”〇番目のライトを検出しました”とAlexaアプリがレスポンスをくれます。

  4. STEP

    Alexaアプリからライトの名前などを設定する

    検出した時点ではデフォルトの名前になっているので自分が使いやすい名前に設定します。

    これで設定は完了です。

  1. STEP

    設定からGoogle Homeを選ぶ

    設定→音声アシスタント→Google Homeを選択

  2. STEP

    ライトをペアリングモードにする

    画面下の検出可能にするをタップ

    ライトがペアリングモードになりGoogle Homeアプリを開くよう誘導されます。

  3. STEP

    Google Homeアプリからライトを追加する

    左上のをタップ

    デバイスのセットアップを選択

    デバイスの検出が終了するとPhilips Hueが設定できるようになる

Bluetooth接続ではApple HomeKit(Siri)と連携はできません。
Apple HomeKitとHueを連携したい場合はブリッジが必要です。

時刻に合わせた自動化が設定可能

Philips Hueでは時刻などに合わせたライトの自動化が可能です。

Hue Bluetooth接続で使える自動化
  • 起床(指定した時刻に電気をつける)
  • 就寝(指定した時刻に電気を消す)
  • タイマー(ライトに対してタイマーをかける)

ただしブリッジありでは設定できる以下の自動化は使えません。

  • で明るさを調整する自動化(18時になったら電気を暗くする)
  • 帰宅&外出の自動化(家を出たら電気を消すなど)
  • 曜日を指定した自動化(火曜日だけ玄関の照明の色を変えてゴミの日をリマインド)

Bluetooth接続で設定できる自動化はあくまで簡易的なものなので、凝った自動化を組みたいという方には物足りないかもしれません。

外出先からの操作は非対応

HueのBluetooth接続ではBluetoothの届く範囲でしか操作ができないので、屋外からのWi-Fiを使用した操作はできません。

Hue Sync(エンターテインメントエリア)には非対応

Philips Hueには映像や音楽とHueを連携させるHue Syncという機能があります。

没入感の高い映像空間を作れるこの機能ですが、残念ながらBluetooth接続では使用できません。

もしHue Syncを使用するのであればHue ブリッジの導入は必須です。

≫Hue Syncについてはこちらの記事で紹介しています。

Hue Bluetooth+Zigbeeの良かった点

ここからは実際にPhilip HueをBluetooth接続で使用して感じた良かった点を紹介します。

Wi-Fiとブリッジなしで使えるので設定が簡単

HueのBluetooth接続はWi-FiもHueブリッジも不要なので、スマホさえあれば簡単に設定できます。

マギー

マギー

実際に設定しましたが、開封してから15分後には設定が完了しました。

  1. STEP

    アプリをインストール

    HueをBluetooth接続で使用するためには専用のアプリが必要です。

    Philips Hue Bluetooth
    Philips Hue Bluetooth
    開発元:Signify Netherlands B.V.
    無料
    posted withアプリーチ
  2. STEP

    アプリの初期設定を完了させる

    Hueアプリを使用するためにはメールアドレスの登録が必要です。

  3. STEP

    Hueを電源に接続する

    Hueは電源をオンした状態でないと通信できません。
    Hueシングルランプの場合はソケットにセットして壁スイッチをONにすればOKです。

  4. STEP

    アプリの指示に従ってスマホとライトを接続する

    アプリの指示通りに設定を進めます。

    ライトを追加をタップ
    ペアリングをタップ
    接続完了
マギー

マギー

Wi-Fiなどの設定が不要なのでとても簡単に接続できました。

初期費用が安くすむ

Bluetooth接続の場合はブリッジが不要なので、ブリッジ購入分の費用(¥6,440)がかかりません。

既にHueブリッジを持っている場合は従来のHueと同様に使用可能です。

Hue Bluetooth+Zigbeeのイマイチな点

HueのBluetooth接続モデルは、手ごろに使用ができますがいくつかイマイチな点もありました。

機能が制限されている

Bluetooth接続の特徴でも紹介しましたが、Bluetooth接続はHueブリッジを使用した通信と比較すると制限が多く感じました。

特に設定できる自動化の種類は少ないので、スマートライトとしてフル活用するには少し物足りなかったです。

ただBluetooth接続に後からHueブリッジを追加は可能なので、Hueでどんなことができるのかを試すにはちょうどいいと思います。

アプリからライトの設定も一緒に引き継げます
マギー

マギー

アプリを使って簡単に移行できるので設定をやり直さなくても大丈夫です!

≫Hueブリッジについてはこちらの記事で紹介しています。

Bluetooth接続できるかどうかが紛らわしい

Bluetooth + Zigbeeモデルは2020年3月から販売されているモデルですが、Amazonや楽天市場ではBluetoothに対応していない旧型もそのまま販売されています。

またHueシリーズのすべてがBluetooth対応しているわけではないので、自分が購入しようとしている商品がBluetoothに対応しているかどうかは購入前にきちんと確認しましょう。

マギー

マギー

商品名にBluetooth + Zigbeeと書かれているかを確認してください。

≫Bluetooth接続に対応しているHueを見に行く

Hue Bluetooth+Zigbeeのよくある質問

Q

HueがBluetooth接続できないときはどうすればいい?

A

Hueは電源が入っていないと通信できません。電源が入った状態で通信できるかをご確認ください。

Q

HueがBluetooth接続でAlexaと通信できないときはどうすればよい?

A

アレクサのソフトバージョンが最新かどうかをご確認ください。またAlexaデバイスとHueが遠いと通信が不安定になることがあるので注意が必要です。

まとめ

今回はPhilps Hueから新しく出ているBluetooth + Zigbeeモデルについてレビューしてきました。

Bluetooth + Zigbeeモデルでは従来通りのブリッジを使用した接続だけでなく、Bluetoothを使用したライト単体での接続ができるようになったのが最大のポイントです。

HueをBluetooth接続で使用するメリットとデメリットは以下の通りです。

Bluetooth + ZigbeeモデルではあとからHueブリッジを追加できるので、とりあえず試してみたいという方にはとても魅力的な商品だと思います。

もしこの記事を読んで疑問や不明点があればお気軽にTwitter(@tmacgy)や問い合わせフォームからコメントください。

≫Philips Hueについてもっと知りたいという方にはこちらの記事もおすすめです。

現在ラインナップされているBluetooth + Zigbeeモデルはこちら
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マギー

マギー

時短や自動化が大好きな30代会社員です。
オーディブルや電子書籍を活用して手軽に読書を楽しむ方法を発信しています!

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